競技者の為のスポーツ医学講座
第13回 非接触性 ACL(前十字靭帯)損傷のメカニズムと予防パート4 ~膝関節圧縮力説~
Mueller Sports Medicine x 大阪体育大学准教授下河内先生
前十字靭帯(ACL)損傷はストップ、カット、ターン、ジャンプの着地などで生じることが多い、スキー、バスケット、バレーボール、サッカー、ラグビー、フットボール、柔道でよく起こります。
今回のビデオの内容 : シリーズの最後となる第4弾は膝関節圧縮力がACL損傷に及ぼす影響を詳しく解説していきます。膝関節圧縮力と脛骨の形状の関わり、地面反力との関わり、外反負荷との関わりといった様々な条件との研究から一番リスクが高い瞬間の作用を見極めるという地道な研究過程をまとめました。次回には今までのデータを元に導き出したACL損傷予防のトレーニングプログラムとトレーニング目標をお伝えします。
前十字靭帯(ACL)とは大腿骨(太ももの骨)の後方から脛骨(すねの骨)の前方をつなぐ靭帯で、大腿骨に対する脛骨の前方のゆるみと膝のひねりを制御する膝の安定性にとって重要な靭帯です。
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